ロックとはひとりぼっちのための音楽である。
 …というのはどこの誰が言ったのかは分からないが、
 どこかの誰かが言っていて、
 それは個人的に最も納得のいくロックの定義だ。
 
 
 アナログフィッシュのニューアルバム、タイトルを日本語に訳すと
 「ロックとは調和である」


 ロックとはもともとは反体制のものであるし、
 前述したようにロックとはひとりぼっちのための音楽である。
 そんな中、調和…でも、これがおかしくないのだ。
 曲のタイトルが「公平なワールド」であっても、
 それが非常にかっこいいのだ。


 ひとりぼっちの奴が手を伸ばして周りとの調和に踏み出す、
 そんな姿勢が聴くことで頭に浮かんでくる。
 ひとりぼっちのやつが調和を目指す、そんな非常にロックなアルバム。