プリズムの夜

プリズムの夜


 今日は堅苦しくなく書きます。多少はかっこつけますが。


 ACIDMANの2006年第2弾シングルは、ストリングスを大々的に使ったバラード。
 

 これまででも十分なセールスを誇っているACIDMANですが、
 個人的にはもっと売れてもいいのではないかと思うバンド、楽曲です。
 1stアルバム「創」のころが一番セールスが良く、
 そこからはバンドが自分たちの世界観を深めていくような
 音楽の方向性に向かったのでセールスは多少落ちていくのですが、
 4thアルバム「and world」では、
 深めた世界観、音楽性はそのままに、
 それでいて外に向かうように届けてくれている印象のある
 楽曲たちになってきました。
 簡単に言うと、わかりやすい良い曲ばかりになってきています。
 わかりやすいといっても、簡素で安易な形ではなく、
 聴く側を思って伝わりやすい形にしてくれている、というようなものです。



 今作「プリズムの夜」でも、とても開けたメロディと
 「誰かが夢を集めて   誰かがそれを壊して
  それでも世界を彩ろうと  全ての花は咲くのだろう」と
 こちらに伝わり易い形で届けてくれています。



 カップリングのインスト曲「Dawn Corus」は、
 the band apartに近い感じで、インストのみでも十分な
 聴き応えがあります。じわじわと体温が上がってきます。



 

 3曲目には1stアルバムに収録された「シンプルストーリー」が
 ジャズ風にリアレンジされたものを収録。
 これが実にかっこいい。オシャレです。
 個人的には表題曲よりもこの曲にやられました。
 


 オリコンのもっと上に行っていてもいいと思うんだけどなぁ。
 大衆的だ、とかそういう意味ではなく、
 受け入れられやすい音楽だと思うし、
 オシャレでかっこいいんで、もっと売れてほしいな、と思うしだいです。