ミヤビクエスト
- 第1回〜旅立ちの朝〜
男は目をこすりながらいつものように自分の右を見た。それはいつも隣で寝ている妻よりも少しだけ早く起きて、その寝顔を見るためだ。だが、そこにいつもの姿はなかった。
朝ごはんでも作っているのかな?男はそう思いながら食卓に向かうと、そこにも姿はなく、一枚の紙が。赤い字で、それは血のようなもので書かれた手紙が…。
「雅へ
いしーは預かった。返して欲しければ私が送り出す数々の魔物を倒して私のところまでいしーを取り返しに来るがよい。ハッハッハ。
魔王より」
雅はドアを思い切り開けて家を飛び出した。「魔物と戦うんだから、とりあえずは仲間が必要だ」とか、「魔王って誰か聞きに行こう」とか思いながら、家を飛び出した。
…雅が思い切り開けたドアによって、たまたまそこにいたゴブリン(与一)が吹っ飛ばされたことは、誰も知らない。→雅は(知らぬうちに)ゴブリン(与一)を倒した。雅は(気づかないうちに)レベルが上がった!雅は(なぜだか)得意技「小話」を使えるようになった!
…続く。…長くなっちゃいましたし、予告のところを詳しくしたぐらいで終わってしまいました、すいません。そんなこんなで、次回、ちゃおさんの書く、新展開の第2回にこうご期待!