シューカツの産物

 エントリーの時にもいろいろありますね。600字以内で、「あなたの前に5円玉があります。その5円玉で何でもいいのでプレゼンテーションをしてください」というのがあったりしました。正直、ちゃんと書こうとも思わず、プレゼンテーションか?って感じで書いてたりもしたので、ここにも載せてしまったりもします。では、



皆さんは5円玉を見てどのように感じるんでしょうか。中途半端で使いづらい。いてご縁がある、ということで、賽銭でよく使うなぁ、などと考えるかもしれません。
ただ、やはり一番一般的に思われているのは、中途半端だな、というところであると思います。残念ながら確かにそうです。音楽CD、これは現在多くのアルバムが税込みで3059円で販売されています。これを購入する際に5円玉を使おうと思ったら、それは、「9円」の部分に使うしかないのです。しかも、9円なので、5円玉を使おうとする際には1円玉が4枚ないと9円にはたどり着けないわけで、5円を使おうとした場合には4円を余計に使わないといけないのです。同じ穴の開いた50円玉だと、CDアルバムを買う際には3059円の50円の部分をきっちりとひとりでこなしています。誰の迷惑もかけずにひとりで役目をこなしているわけです。やはり5円玉は中途半端です。
ただ、今の社会、人間を見ていると、この5円玉のような状態であるとも言えるのです。他の多くの人たちに助けられることでやっと機能することができる。同じ穴の開いた形であっても、実は大きく違う。何より、中途半端である、というのが5円玉と今の社会、日本と同じであると私は考えるのです。
なので、私たちは今5円玉であると考えながらも、より機能的であったり、価値のあるお金になっていこうとしなければいけないのです。


そんな感じでした。