ふと思う〜11月12日


 ゴジラ対メカゴジラ
 ガンダム対メカガンダム
 …あれ?
 どうも、ラジです。



 中学の話、その2。

 みなさんが中学生の頃は、どのようなテレビ番組を観ていましたか?
 池中玄太80キロですか?Gメン75ですか?
 そうだね〜、プロテインだね〜。


 
 はい、ということで、私が中学生だった頃は、
 昨日書いたようにアニメなどもよく観ていたのですが、
 それ以外にもいろいろなテレビを観ていました。テレビっ子でした。
 そんな私が熱心に観ていた、というか、当時の流行で、
 そこに私も乗っかって観ていたのは、
 “夢のオーディションバラエティ”こと「ASAYAN」です。
 中華戦争をしてみたり、織田無道カウンタックを出してみたりする
 「浅草橋ヤング洋品店」から、名前だけを受け継いできた、
 男子高校生モデルオーディションでJリーグカレーの子役をやっていた
 人が出てきたりするような、はたまた、
 世界基準の人たちはどこに行ったんだ?というような感覚の
 オーディション番組です。


 この番組からは皆さんもおなじみ、
 事務所関係のトラブルで大変だった鈴木亜美さんや、
 夢は時間を裏切らないけれど、誰かが何かを裏切っている気がする
 ケミストリーさんが輩出されています。
 そして、私が中学生だった当時、この番組でメインを張っていたのが、
 そうです、プロテインです。


 …はい、モーニング娘。です。
 平家みちよが合格となったオーディションの後、
 諸々あってモーニング娘。はデビューを決め、
 私が中学3年生のころに出した3枚目のシングルがオリコンチャート
 初登場1位を取り、本格的にブレイクするわけです。
 その時のシングルのタイトルが、
 そうです、プロテインです。


 …はい、そんな「抱いてHold On Me!」発売された頃、
 私は、彼女たちのファンではないものの、番組のファンとして
 熱心に観ていました。
 そして、その時期は私たちの中学では文化祭前。
 そこで私は企みました…「これは面白そうだ」。
 私が在籍していた中学校の文化祭では、
 クラスとしての出し物、イベントなどはなく、
 たしか「素人名人会」とかそんなような体のタイトルだと思いましたが、
 有志の学生が自分たちで届け出ていろいろやりなよ、という企画がありました。
 

 その頃からひねくれが始まっていた私ですが、
 その時にはモーニング娘。というおいしいお題があったので、
 これはもう、やろう、ということで人を集めました。
 当時は、まぁ、成績だけは良くて、猫被っているエセ優等生だったので
 それ以前に修学旅行の実行委員を担当していたので、 
 基本的にはそのつながりから。
 そして集まったのが10名…というか、その有志の企画の 
 最大参加人数が10名だったのです。
 当然、10名全員が男でした。もちろんですとも。


 人は揃ったので、そこらは演出、練習。
 ミュージックステーションを録画したものを、
 学校の許可の上、教室でみんなで観賞。
 事前ナレーションはどうしようとか、
 わざと間違えて違う曲を流しだそう、とか、
 そういったことを嬉々として考えていました。


 中学生の悪ふざけは、前日のリハーサルから体育館の舞台の
 照明をちゃかちゃかと変えてみたりと、着々と進んでいました。
 中学なので、一般公開も保護者が来るぐらいの中、
 特に意味もなくビラを先生に頼み込んでつくり、
 どうせ見せられる立場にある同じ学校の生徒に当日の朝
 配りました。そうしたい、童貞の子の遊び心でした。


 そんなこんなで当日は、地元に多い海外の方たちによるサンバを観る、という
 複雑な状況の後、さらにシュールな私たちの出番が来ました。
 舞台の両サイドからスポットを当てるもの2名、
 音を流し、舞台上の照明を変更するもの2名がサポートする中、
 そして、舞台には、女子の制服他、どうにかこうにか女装した、
 ホンモノの当時のモーニング娘。からは2名足りない6名が
 舞台で歌い、踊りました。
 尺が足りないと言う理由で、無理矢理追加した「サマーナイトタウン」の後、
 「抱いてHold On Me!」の間奏では、2人が半裸になり、
 赤のスポット2本で踊り狂うというカオスを無事作り出した後、
 ほぼすべての学生、教師が集う体育館の空気を変な興奮と
 拍手が起こりました。


 
 そんなことを中学の頃からしていた自分のことを思うと、
 今の自分も、これはこれで仕方ないな、と思います。
 オチがなくてすいません。
 …あ、私は名義だけの代表者として人集め、企画、演出等をして、本番は
 上で音出して、フレーズごとに照明イジって、っていう、
 つんく的立場でした。
 そのころから、人に振るだけ振って自分は後ろから…っていうタチなんですね。


 そんなこんなで、プロテイン
 いや、また明日。