ふと思う〜12月24日

 赤信号、みんなで渡れば怖くない。
 これってやっぱり、正しいと思うんですよ。
 5,6人だったら車が無理矢理来て轢く、ってことはあるかもしれない。
 でも、100人とかで一気に赤信号のところを通っていたら、きっと止まりますからね、車。
 それで、そんな状況っていうのは、「みんな」っていうのが、何の関係性もなく、バラバラであっても、たくさん人がいれば、赤信号でも突っ切れるだろうな、と。
 ひとり無謀な奴が、よくわからん奴が赤信号の、危険な道を突っ切っていって、それが偶然大丈夫、ってなると、あとから、その人とは関係のない人がぞろぞろ、わらわらと行く。
 「あぁ、あの人が誰かよくわからないけど、赤信号突っ切ってもいいみたいだから、
  私もきっと大丈夫」
 とかって考える。
 知らない間に、知り合いでもない人が我先に、って感じで、赤信号を進んでいく。
 結果、よくわからない「みんな」ができて、赤信号も渡って大丈夫になる。
 それって、誰が何も意図しなくても、特に、集団としても意識は持たれないままでも、自然に、普通に起こることだと思うんです。
 それぞれの人が進みたいし、勝手に誰かが進んでいくのを見てついていくのは、楽だから。

 
 
 それで、普通じゃないことって、面白いですよね。
 だから、普通の、赤信号、みんなで渡れば怖くない、ってことをしないのが、面白いのではないかと。
 みんなでいるのに、赤信号でちゃんと止まる、っていうのが、実はすごく面白いんじゃないかな、って思うわけです。
 多くの人がいる中で、ひとりでも動いてしまうと、それは全体が動くことに繋がる。
 多くの人がいて、そこで全員が止まっていないと、それは、止まったことにならなくて。



 そんな、みんなそれぞれ動くのが普通ってところで、全員止まってみるっていうことをするのが、普通じゃなくて、面白くて、カッコいいんじゃないかな、とか、よくわからない、まとまっていない話を書いて、クリスマスイブとやらを過ごすのでした。