どうでもいい作品?

  • 8割フィクション

 ケータイの時計が遅れていて   未来から手紙が来る
 どうしてだろうと思ったら   少し前に自分が送ったからだった
 読んで笑顔になったのは
 単純に返してきてくれたから   無視して茶化してくれたから
 


 テレビを観ながら返事を書いて
 手書きでもないのに   送るかどうか悩んだりして
 CMの間にボタンを押す   送った後に後悔してたら
 何故だか女優が泣いていた



 電気を消して横になる
 「来たよ」と知らせる光を待ってる   
 震えて驚いて取ってみる   件名を見てすぐに消す
 何かを待ってる時ほどいらないやつがやって来る
 あぁ、忘れてた用事を済ます   気づけば暇な時ばかり
 


 不思議の国に来たかと思ったら   目を覚ましただけだった
 暗いうちに来ていた手紙に気づく
 嬉しいけれど   いつ返せばいいかわからない
 ケータイの時計がまた少し遅れた
 返せなかったことを謝ろうとするけど
 起こしたくもないから   なかったことにしてパタンと閉じる
 二度寝しようとしたけれど
 もう一度あなたのどうでもいいメールを読み返してしまう
 何度もあなたの声を思い出そうとするけれど
 どうしても顔ばかりが浮かんでくる
 


……久々に、なんかテキトーに書いてみました。タイトルを「8割フィクション」としましたが、もっと現実が入っているような気もしますし、全部作り物な気もします。ちなみに、私のケータイの時計は2分ほど遅れています。で、多分こういうものを書いたのはアレです、人からメールが全然来ないからです。そうだと思います。中身は全然違いますし、程度は比べることもできないほどこちらが下ですが、「銀河鉄道」という曲に影響を受けて書いてみました。