名古屋について

 今日の「出没!アド街ック天国」は、テーマが名古屋でした。地元がテーマだからといって見てしまう、という潜在的な地元意識が自分でもう嫌でしたが、見てしまいました。
 で、見ていると、やっぱり名古屋って変だなぁ、と思うしかありませんでした。全体を通じてよく出てくる言葉が「味噌」っていうところとか、名古屋嬢という言葉を言われてあまり嫌がっていない空気とか。終始なんだか「濃ければよい、目立つ感じがよい」ような感じでした。



 番組とは関係なく、私は名古屋は街全体に人見知り、内弁慶な感じが漂っている場所であると思います。一般的にも、地元意識が強い、身内には優しいって言いますしね。
 よく言われる話で、アーティストの方々がライブにおいて「名古屋のお客さんはなかなか盛り上がらない」と言われたり、「そう言われたりするけれど、自分たちの場合はとてもよく盛り上がる」とかって言うのがあります。それを、人見知りで身内には優しい、って言うところだと思います。悪く言えば閉鎖的、ってことです。誰だか知らない人や、好きになりきれていない人のライブに対しては人見知りだからかなり引いた感じになるけれど、一度深く好きになると、身内に優しくてすごく盛り上がる。そういう、外から新しいものを取り入れる際に、最初にちょっと抵抗があるっていうのが悪いところだと思います。その分、本当に良いものだけを取り入れて、それに対してはちゃんと盛り上がる、っていう部分もあるのかもしれないですけどね。
 よく言えばストイックで、企業も強くて、名古屋経済の成長を支える感じ、っていう風になるのかもしれないですけど、なんだか街全体がオタクっぽいんですよ。みんなが「味噌オタク」だったりして、オタク同士では盛り上がるけど、外とはなかなか相容れない、っていう。時々オタクのそのストイックで他より突出している部分が時代とぶつかって注目された、とか、そういう感じなんだと思います。
 私は、ずっとその名古屋周辺に住みながら、そんな名古屋が苦手で嫌いです。身内に優しいのはまぁいいとして、自分たちが正解だ、みたいな雰囲気をずっと出しているのがかっこ悪くみえてしょうがないです。「身内で固まっているから間違いじゃない!」っていうよくわからないものがあったりするように私は感じるので、私はできることなら飛び出したいです。けど、確実にその名古屋的オタク成分、身内保護成分は私の中に入ってしまってします、多分。潜在的には好きなんだと思います。
 あぁ、でも本当に、なんだか名古屋の空気は苦手です。とにかく、年をとるまではずっと名古屋を否定していきたいと思います。