どうでもいいモノたち

  • ひとつめ

 気づいたら明日になっていた

 今日ってやつはもうどこかに行ってしまったらしい

 だから今からはすべて明日のためにやることさ

  • ふたつめ

 乗り過ごしてしまった   君の事をずっと考えていたから

 君の事を考えている方が楽しいから   君に会うのが嫌になったんだ

 あの駅で君は待っていたけど   僕は降りることができなかった

 乗り過ごしたんだ

 ひとりで君の事を考えていたいから   今日はもう帰ることにするよ

 あ、今日の晩御飯はどうしよう?

  • みっつめ

 A子とB子は旅に出ました   ぬくもりを求めて歩きはじめました

 すぐそばにそれがあるとも知らずに

 二人は手も繋がずに旅に出て行きました

 まだ二人の旅は終わらない   手も繋がずに二人はぬくもりを求めて歩き続けています

 すぐそばにそれがあるとも知らずに

  • よっつめ

 この鏡に映っているのは誰だろう?   さっぱりわからない

 誰かに見られて自分がわかる

 くだらない奴が私を見てる   そんな奴に見られている私はなんてくだらないのだろう

 素敵なあの人が私を見ている  そんなあの人に見られている私は素晴らしいのかもしれない


…どうでもいいですけど、ふたつめのやつで一番大事なのは一番最後の言葉です。