何気に映画とかドラマは「青春」モノがすき

 日常自分にないものなので、青春モノにあこがれて、好きで見てしまうんでしょうね。
 なんだかんだで「アイデン&ティティ」のDVDを買ってしまう。パッケージの言葉を借りるならば、これも、「時に可笑しく、時に切ない、“青春映画”の決定版!」。やっぱり私は青春欠乏症みたいです。
 せっかく買ったので早速見る。この映画は、バンドのお話で。バンドブームとか、ロックの理想と現実とか、恋愛も含め軽快に進んでいくカッコいいお話です。
 なんだかんだあっても最終的にはひとつに貫くもの、戻ってきてしまうようなものがあるというのは素敵なことだなぁ、うらやましいことだなぁ、と思う。ひとつ貫けるものがあるということは自分の中でひとつ絶対的な尺度があるということで、やっぱり一本筋の通ったカッコいい人間になるんだなぁ、と。そういう人は、価値観などもあるから好きになるかは場合場合でしょうけど、憎めはしないんだろうなぁ、と思います。
 そして、私がこの映画でとてもいい印象を持ったのが、主役・中島の彼女です。何よりもふところが深いんですよ。受け止める範囲がとても広いんですよ。そういう広さとか深さがあるっていうのは、優しさと艶かしさを同時に持っているような感じがして、包まれているけれども中に入って行きたいような感じになって、なんともいえなくすごいですよね。
 なんとなくですけど、男性は一点突破に力を発揮する感じで、女性は広い範囲を包む力がある感じだと思います。それぞれの性で、そのそれぞれの部分がより特化している場合に、やはり「いい男性」だとか「いい女性」だとか思うような気がします。男は結局女性に包まれながら走っていくのでしょう。男の側が「包む」とかいってもそれは単に女性の側が男にそうさせてやっている、それを許容して包み込んでいるのではないのかな、と。どちらがいいとは一概に言えませんけど、キャパシティの絶対量としては、やはり女性の方が多いし器も大きい気がします。私は男ですから、何かしらまっすぐな姿勢を出していかねばいけないですね、包み込まれるに足るような。まぁ、まっすぐ生きるためには猫背の改善からですかね。まっすぐ行きたいものです、まっすぐ生きたいものです。


最後に、映画の中で出てくるこの言葉はやはりいい言葉だと思います。
「やらなきゃいけないことをやるだけさ、だからうまくいくんだよ。」