ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)




 話の冒頭で仕事を辞める女性と、
 彼女と同棲する冴えないバンドマンの話。



 日常と非日常の間のような話。


 現実的でもあるけれど、
 どこか、違う。

 
 個人的に、主人公にあたる女性と
 私の境遇は似ていて、
 共感なり、いろいろと思う所があるのだが、


 そんな個人的な境遇を抜きにして、
 (こういう言い方はしたくないのだけれど)
 現代の若者の多くが抱く感情があふれている。

 
 共感もできるし、
 話の中に出てくるような
 世界や仲間にも憧れる。


 でも、自分の内側にある痛い部分を
 そのまま見せられているようで、
 読んでいて恥ずかしく
 なってしまったりもするけれど、

 
 絵が綺麗で話も面白くて、
 ドキドキするし、
 恥ずかしくなるような痛い部分も、
 なんだか見てしまう。


 あぁ、何かしよう、何でもいいから
 踏み出そう、と思わせられる作品です。


 2巻までだから、読みやすいですよ。
 ぜひ。