今日の出来事〜11月1日

 ひとりで映画を観てきました。
 誰かと行くタイミングが合わないとか、単純に一緒に行く相手がいないとか、そういうこともありますが、ひとりで映画を観るのは良いものです。
 横に誰かいると、どこかで横の誰かを意識してしまいますから。映画を観ている間でも、映画を観ている誰かのリアクションを観てしまう、気にしてしまいますからね。
 ひとりだと、映画を観る、っていうことにまっすぐ向かえるから、ひとりで観るのもいいな、と思って、今日も行ってきました。
 そんなこんなで、今日は、「CUSTOM MADE 10.30」を観ました。毎月1日は映画の日、ということで、1000円で。朝の11時ぐらいから。暇な大学生、ってやつですね。
 昨年の10月30日に行われた奥田民生さんの広島市民球場での弾き語りライブの模様と、木村カエラさん演じる小林マナモの物語が融合、というよりかは共存しているような映画でした。混ざっていないのか、あえてあまり混ぜていないのかは判断しかねますが。
 詳しくは言いませんが、自分たちのサークルの、昨年度の定期演奏会のアトラクションステージを思い出してしまいました。
 …そんなことはともかくとして、全体の話が感動するとか、あそこの描写がすごい、とか、そういう映画ではありませんでした。ライブのドキュメントの部分とフィクションの部分が難しいタイミングで入ってきたりするので、頭の上に「?」が出てきながら観ていたりもしました。が、良い映画でした。
 漠然と「あぁ、音楽っていいなぁ」と思える、終わった後に鼻歌を歌って歩きたくなる、そんな映画でした。その鼻歌も、劇中で流れていたものとか、奥田民生さんの、とかでもなく、自分のふと頭に浮かんだ曲、メロディを歌いたくなる、そんな、縛りのない感じの、爽快な映画でした。
 深く考えるやつとか、痛快な、とか、衝撃の、とか、笑撃の、とかもいいんですけど、爽快な映画っていうのも、良いですね。良い意味で、見た後にすぐ次のことを考えて歩ける映画でした。鼻歌を歌いながら…。