ふと思う

 私だって目立ちたい。
 ただ、目立ったってどうだってんだ、と思う。ただ目立つだけで、どこにプラスが生まれるのだろうか。世の中には目立つことで忌み嫌われることもあるであろう。
 基本的には、目立つために何かをするのではなく、何かをした結果として目立つのだ。すごくいいことをしたから、周囲に見られて目立つのだ。
 目立つために何かをする、というのもないことではない。ただ、それをするためなら、周囲に筋を通して、周囲にとって良いと思われることを試みて目立とうとしなければ。下手な目立ち方は、嫌われたり変に思われるだけだし。
 「目立つ」ということ自体にはプラスもマイナスもない。私利私欲を無理矢理通して、上手くプラスに映るような目立ち方が簡単にできるほど、「目立ち」はそんなに甘くない。
 だから、私は目立ちたいなぁ、と思いながらも、「オマエが目立つことで何かが生まれるのか?」って感じなので、目立とうとはしないのである。
 まぁ、常にチャンスをうかがって、きれいにかっこよく目立つところがあれば、と望みながら、目だったときに嫌味にならないような準備もしたりしなかったりしながら息を潜めているのである。
 それに、いくらうまく、かっこよく目立てたとしても、そこからまた大変なことがたっくさん出てくるからなぁ。と思うと、地味に生きたかったりもするのでした。目立つにいたるまでにもパワーはたくさんいるし、その目立つ位置に置かれた人間は、自分からにしろ、祭り上げられたにしろ、そこを良い形で維持しなければならなかったりするから、エネルギーがいるからなぁ。



おまけ・私だってモテたい。…あとの流れは上記の「目立つ」の話に上手いこと照らし合わせてあげてください。
 しょせん普通の一男子大学生ですから。