月見バーガー、おいしいですね。

 この時期の私にとって、地下鉄名古屋大学駅があって本当によかったと思う。本山のままだと、私は立ち寄って入り浸ってしまう、お金を使いすぎてしまう、「ヴィレッジヴァンガード」に。どうでもいいけど、「ヴィレッジヴァンガード」って実はいい間違えたりかんだりしてないのに、言ったこっち側が勝手に言い間違えたんじゃないかと不安になるときありますよね、ないですか?「あれ、今、自分『ヴィレッジガンヴァード』とか言ったりしてないよね?」みたいな。ないですか。
 ともかく、今の私にあそこは魅力的な場所でして。変な雑貨がどうとか、CDが三枚315円だとかどうでもよくて、単純に本ですよ、本。尊敬する芸人さんがおすすめしている本とか、場合によって私が気軽に行けるような大型スーパー内の書店とかにはなかったりするんですよね。だけどこの本屋さんにはあって。今日は行って暇だから大学でも行ってみようか、な日だったので、暇ついでにこの本屋さんにいってしまって、また物欲がむくむくと…。
 ということで今日買ったのは、中島らもさんの文庫「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」、岡崎京子さんの漫画「pink」、音楽雑誌「bridge」を買いましたとさ。2000円超。教科書も買わなきゃいけないのにね。
 どれも尊敬している人がすすめていたもので、やっぱり面白くて。最近は痛い感じのものが好きです。この場合の痛い感じっていうのは、自分の傷を見せてる感じというか、そんな感じで。傷を見せられて、やっぱり痛そうだから「うわぁ」とかも思うんだけど、普段生活してる中よりはよっぽど生きてる感じがして、優しい、あたたかい感じがなぜかして。なんでしょうね、なんとなくです。時々、自分が普段生活してる、活動してるところよりも本の中のほうがよっぽどリアルで、周りが幻想みたいで夢見がちなのかなぁ、と思うのは、重たいのでまた別の話に。面白い本ですよ。
 あと今日は普通に、自分勝手に少しうれしくなったこともあって。今日は元からぐだぐだする気で大学に行ったので、ぐだぐだするために家から漫画をテキトーに持っていって。その漫画がその場にいた人に読まれましてね。それがなんか、ひとり勝手に少しうれしくてですね。自分の買ったもの、ことに本(漫画ですけど)の興味をもたれて、読まれてですね。単純に自分が他人も何も考えず面白いと思っているものが、他者にも少しでも興味もたれて。テキトーでも、何の気なしでも、微々たる感じでも、人に何か作用した感じになるのはうれしいことです。
 あ、ちなみに今日そんな対象になったのは「恋の門」と買ったばっかの岡崎京子さんの「pink」です。「恋の門」読んでいろいろ考えてしまった方もいらっしゃったようですけど。まぁ、読んでいろいろ考えることも貴重なことですよね。